この記事は、Amebaブログ『結婚式の音響プロデューサーがすすめる、Wedding Sound♪』の2022年2月10日「できれば披露宴で使わないほうが良い曲。」の記事を加筆修正した内容になっています。
披露宴で使いたい曲はやはりきれいなラブソングというのは鉄板ですが、中には美しい曲やノリの良い曲でもラブソングでない曲もあります。それは、できれば使わないほうが良い曲だったりします。
ここではその代表曲を2曲ご紹介します。
1曲はジェームス・ブラント(James Blunt)の「You're Beautiful」。
2005年、彼のデビューアルバム『バック・トゥ・ベッドラム』からのシングル・カットで世界各国でチャートの1位を取った大ヒットチューンです。
あなたは美しい
あなたは美しい
あなたは美しい
それは本当だよ
と歌うきれいなバラードですが、ストーリーは、地下鉄で見かけた別れた彼女に想いをよせています。
そして曲の最後は、
でも僕はあなたとは一緒になれないことを悟ったよ
あなたは僕の手の届かないところへ行っちゃったんだから
と綴っています。
そしてPVでは、雪の降る極寒の海へ裸で飛び込むというエンディング。
まるで自殺を想起させる内容となっています。
そしてもう1曲は、サザンオールスターズの「LOVE AFFAIR~秘密のデート」。
こちらも1998年、デビュー20周年最初のシングルとしてリリース、TBS系のドラマ『Sweet Season』の主題歌にもなりオリコンチャート5位と健闘したヒットナンバー。
アップテンポでノリの良く、横浜周辺のデートスポットも数多く出てくるゆえ、ラブソングと思いきや、これはタイトル通り不倫を歌った曲です。
この2曲、披露宴で流したい曲として何度もリクエストをいただいてきますが、歌詞の意味を知らないまま流して曲を知っているゲストが聞いたら違和感を覚えたり、あとでゲストから言われて新郎新婦が嫌な思いをしてはいけませんので、必ず歌詞の意味をお伝えして、納得して変更いただくか、理解いただいたうえで流すようにしています。
もちろんこれらを使ってはいけないわけではなく、歌詞の内容を理解したうえで、どうしても流したいということならOKです。
ぜひ参考にされてみてください。