小さな恋のうた／MONGOL800

MONGOL800は、1998年に沖縄県浦添市で結成されたロックバンドです。
1999年リリースのインディーズ1stアルバム『GO ON AS YOU ARE』が、2000年、県内で11,000枚のセールスを記録し、その後、全国発売、さらに2001年にリリースされた2ndアルバム『MESSAGE』は、インディーズとしては異例の280万枚以上を売り上げ、当時、大きな話題となりました。このアルバムには代表曲「小さな恋のうた」が収録されており、これまでに様々なアーティストにカバーされています。

国内のさまざまな夏フェスに参加、2002年にGreen Dayの日本ツアーに帯同してサポートアクトを務めると、活動は国内にとどまらずイタリア、マカオ、ロサンゼルスなどでライブをおこなうなど海外進出もしました。

音楽的には、エレキギター、ベース、ドラムの3ピース作から成るシンプルなバンド編成から繰り出されるストレートでアグレッシブな表現が特徴です。シンプルながらもリスナーを退屈させない演奏が評価されているいっぽう、沖縄の文化や風景をテーマにした楽曲も多く、地元愛が感じられる歌詞も彼らの魅力です。代表曲「小さな恋のうた」や「あなたに」などは、青春時代の象徴とも言える名曲でありながら、結婚式では人気の高い楽曲です。

バンドは、結成当時から上江洌清作（ボーカル、ベース）、髙里 悟（ドラムス、ボーカル）、儀間 崇（ギター、ボーカル）の3名によるトリオでしたが、2019年、儀間 崇が脱退し現在は、サポートメンバーを加えて活動しています。
　
また、上江洌清作は、キヨサク名義による「想うた」が2019年ころからJTのCMソングで起用され、その歌詞とCMのストーリーのリンクが感動を誘い大きな注目を集めました。当時はCD化の予定がありませんでしたが、期間限定でダウンロード配信、その後、“親を想う”“愛する人を想う”“仲間を想う”など異なる歌詞による全7バージョン(インストゥルメンタルを含め全13曲)を収録したミニアルバム『想うた』をリリースしました。